アフリカ小僧、隠居日録

定年後の日常を、隠居所で気ままに書いてるブログです

人生

八ヶ岳PAのラーメン

コロナ禍の影響で三年半以上、遠出をしてこなかった。自宅での刺激の無い生活のため、小僧の前頭葉は縮み、老いてますますキレやすくなり、完全に短気高齢者となってしまった。 そんな小僧のことを心配した親戚が、八ヶ岳の一泊旅行に誘ってくれた。三年半、…

ネビン監督、猛抗議で退場

今朝、9時5分から、NHKBSで、大谷翔平所属のエンゼルスと昨年チャンピオンのアストルズとの試合を見た。 台風が近づくにつれ、雨風が強まる関東地方、何か波乱が起きるのではないかと心配しながら、観戦を続けた。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []…

大谷翔平が13号ホームランを打った!

今や、日本の高齢者の多くは、大谷翔平がホームランを打つのを、毎朝待っている。小僧もその一人だ。 時差の関係で、MLB、メジャー・リーグ・ベースボールの放送は、午前中に始まる。3時間前後のMLBの中継を、リタイアした高齢者はNHKBSでじっくり見る。 (a…

ザッハトルテ、生クリームと共に

小田急線の新百合ヶ丘駅から10分ほど歩いたところに、「リリエンベルグ」と言う名のウイーン菓子屋がある。小僧が30年前にこの町に住み始めた頃、すでにありました。今でこそ、店の周辺は立派な戸建て住宅が建っているが、当時はまだ空き地が多かったように…

株?金?不動産?それとも・・羊?

資産をどう守るか?どこの国の富裕層でも、貧困層でも、知恵を絞って対策を講じている。株か?金か?不動産か? 小僧が旅してきたアフリカでは、金や銀のネックレス、腕輪、指輪などに資産を変えて、身に着ける人が多かった。こうしておけば、いろんな事情で…

MLBと短気高齢者

メジャー・リーグ・ベースボールを毎日見てます。いつもは、NHKの衛星放送(BS)ですが、どういうわけだか昨日と今日は、ライブでの放送が無いので、今日はネットで見ました。 大谷翔平が先発でしたが勝ち負け付かず、結果エンゼルスは負けました。「もし、…

短気高齢者は、歩くことで救われる 

70才を過ぎると、「自分もそのうち死ぬんだ」と考えることが多くなった。周囲で先輩や友人が亡くなるということも、こうした思考や感情に影響を与えているのだと思う。 こんなことを考えていても仕方ないので、なるべく考えないようにしている。そのために、…

歩くことで救われる

気が滅入る、イライラする、そんな時は歩く。アフリカで単身赴任していた時も、精神と体の健康のため、歩いた。歩き始めると、わずかに心の状態がリセットされ始める。20分も歩き続ければ、精神に不安をきたしていた原因さえ、忘れてしまう。 モロッコでも、…

栗甘露煮、バニラアイス添え

今日のおやつは、甘く煮た栗に、バニラアイスを添えて作りました。 甘く煮た栗とバニラアイスのマリアージュ(結婚) 栗は、パン作りやお菓子作りの材料や器具の専門店、富澤商店の「栗甘露煮」を使いました。 真空パックの袋の中に、大粒できれいな色の日本…

市区町村別平均寿命ランキング

厚生労働省は、日本の市区町村別長寿ランキングを発表した。結果、川崎市麻生区が男女ともトップであったことが判明した。実は、小僧は縁あって、川崎市麻生区の住民なので、嬉しくもあり、驚きもした。 市区町村別長寿ランキングで川崎市麻生区が男女ともト…

木を登るヤギ

モロッコのアルガンオイルが美肌と健康にいいことは、今や世界中の多くの人に知られているが、ヤギはそのことを遠い昔から知っていたようだ。と言うのは、モロッコ南部を旅していると、アルガンの木に登るヤギを見かけることが多いからだ。 アルガンの木に登…

戦争の影

1962年(昭和37年)公開の小津安二郎監督「秋刀魚の味」には、随所に戦争の影ともいうべきものが見え隠れする。終戦から17年経っても、人々の暮らしや心に、戦争は影を落としているのだ。 秋刀魚の味 ニューデジタルリマスター版 岩下志麻 Amazon 主人公(笠…

社交の小道具

社交とは何か?社交とは、社会のなかで人々と交際することのようだ。昔はこの言葉、もっと聞いたように思うがいかがだろう?たとえば、「社交ダンス」「あの人は社交的だ」「社交辞令」などなど。 今、社交と言う言葉が使われる頻度は落ちたかもしれないが、…

魚へんに豊で、鱧、はもか!

小津安二郎監督、最後の作品は「秋刀魚(さんま)の味」だ。映画が公開されたのは、1962年、安保闘争の二年後である。日本が順調に経済成長を続け、人々の暮らしも次第に豊かになっていく、そんな時代の雰囲気が随所に感じられる映画だ。 映画の主題は娘(岩…

チボー家の人々

小津安二郎監督の「麦秋」の主人公一家は、北鎌倉駅を使っている。ところで、麦秋とは何か?5月下旬から6月の梅雨前の時期を意味するらしい。北鎌倉をはじめ関東では、最もすがすがしい時期である。勝手に秋をイメージしていた自分が恥ずかしい。 映画「麦…

佐田啓二

前号で触れた小津安二郎監督の「お早よう」と言う映画に、俳優、佐田啓二が出ている。役回りは、主人公の子どもの家族の知り合いの青年という設定だ。 この青年、失業中である。にもかかわらず、焦燥感の無い、落ち着いた青年である。37才という若さで、突然…

新宿昭和館

前号で、昭和がよかった!と書いたら、映画館の名前を思い出した。「新宿昭和館」だ。1960年代の終わりから70年代にかけて、小僧も時おり行きました。高校、大学に通学していた頃のこと。 新宿駅の南口や中央口から訪れていたが、パチンコの景品替え所、喫茶…

アップルパイ

長い連休が始まった。昭和の時代には、ゴールデンウイークすなわち黄金週間と呼ばれていた連休だ。え?今もゴールデンウイークと言う?失礼しました。皆さん、それぞれの連休を楽しんでいることでしょう。 毎日忙しく働いているからこそ、数日の連休が輝くの…

検針員日記

「メーター検針員 テゲテゲ日記」を読んだ。必死に生きる中高年の日記シリーズの一冊である。住宅やビルなどに設置された電気メーターを確認し、電気消費量を知らせる紙を郵便受けに残してゆくのが、メーター検針員である。 受け取ったことのある人も多いと…

派遣添乗員ヘトヘト日記

「住宅営業マンぺこぺこ日記」を読んだら、かつて読んだ「派遣添乗員ヘトヘト日記」を再読したくなった。自宅の本棚から引っ張り出して読み始めたら、止まらない。一気に完読である。 発行は三五館シンシャ。中高年に人気のシリーズの一冊である。作者の梅村…

住宅営業マンぺこぺこ日記

必死に生きる中高年の日記シリーズの一冊、「住宅営業マンぺこぺこ日記」を読んだ。これまで、「交通誘導員ヨレヨレ日記」「派遣添乗員ヘトヘト日記」など一連のシリーズを読んできたが、今回の本もよかった。出版社(三五館シンシャ)によれば、「職業と人…

短気高齢者

七十才を超えて、せっかちになったと感じる。人生の先輩から聞いていた通りだ。街中でも、せっかちな高齢者、とりわけ男性の姿をよく見かける。 スーパーのレジ待ちの時、前の方の人が少し手間取ると、「どうしたんだ?」と、背伸びしたり、体を斜めにして、…

分かち合って食べる

どんな国でも、独り占めする人間は嫌われるし、生きてゆけない。とりわけ、苛酷な乾燥地帯で生きてゆくためには、人は分かち合って食べることを教えられる。 砂漠の国、モーリタニアの友人が言っていた。 「見知らぬ旅人が宿を求めてきたら、寝るところと食…

若かったし、彼女の愛しかたがわからなかった(星の王子さま)

「星の王子さま」は、大人が読む本である。とりわけ、王子さまの星に種(たね)の形でやってきて、花開いたバラと王子さまの関係は、子供にはわからない。 王子さまはバラの美しさに感動し懸命に面倒を見たが、水をくれ、風よけを立ててくれ、夜はガラスの鉢…

「星の王子さま」は大人の本

サンテグジュペリの「星の王子さま」は、大人の本だ。絵本と勘違いして、子供に買い与えても、多くの子供は興味を示さない。 子供部屋に放置されたまま、運よく15年、20年捨てられずにいれば、「星の王子さま」は大人になったかつての子供に大事なことを教え…

虐殺されたモーツァルト

サンテグジュペリの「人間の土地」最終章は、「虐殺されたモーツァルト」という言葉で終わる。これは、いったい何を意味するのだろう? 子供たちは様々な才能を持って、生まれ、育っていく。すべての子供たちは、潜在的に「天才」である。サンテグジュペリは…