気が滅入る、イライラする、そんな時は歩く。アフリカで単身赴任していた時も、精神と体の健康のため、歩いた。歩き始めると、わずかに心の状態がリセットされ始める。20分も歩き続ければ、精神に不安をきたしていた原因さえ、忘れてしまう。
モロッコでも、多くの人がウォーキングの効用を理解していた。特に都市部においては。成人病や生活習慣病が増加するモロッコでは、週末など多くの人が公園や海岸沿いに整備された遊歩道を歩いていた。
心の健康にも体の健康にも、歩くこと、ウォーキングは大変良い。写真の遊歩道を見れば、モロッコの指導者がウォーキングの効用を深く理解し、整備したことが理解されると思う。小僧が3年半の単身赴任をなんとか無事に終えることが出来たのも、この美しく気持ちのよいウォーキングコースのおかげである。
最近はあまり見なくなったが、1970年代には、東京のど真ん中を集団で歩く坊さん達がいた。太鼓を叩き、お経を唱え、歩き続ける坊さんたち。1975年ごろ、若き日の小僧は、新宿副都心でそうした坊さんのグループと遭遇した。
お経を唱えながら歩き続ければ、悩みのある人も歩き始めて30分もすれば、無心の境地になってしまうのだと思う。身体運動と精神の関係を、これほど見事に体現している例は他に無いのではないでしょうか?
まさに、私たちは歩くことで救われるのです。
だからこそ、加齢で前頭葉が縮み、イライラしやすく、切れやすくなった短気高齢者の小僧は、歩くことで精神の安定を得られるのです。歩くことで救われる小僧です!では、行ってまいります。
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