アフリカ小僧、隠居日録

定年後の日常を、隠居所で気ままに書いてるブログです

古本

時代遅れの書斎と至福の時間

お題「我が家の本棚」 本棚にせっせと本を運んでいた頃、小僧は十代後半から二十歳だった。五十年ほど前の早稲田、渋谷、神保町などの古本屋を巡っては、安い本を数冊買っては、自宅の本棚に並べていた。 前面にレールがついた、可動式の本箱付きの背の高い…

僕も、あなたも植草甚一

1970年代、文筆家、植草甚一氏は小僧の憧れの人だった。「文筆家」と書いたが、植草甚一は何者であったのか、いまだにわからない。作家?エッセイスト?評論家?実に不思議な人だった。 小僧や多くの若者が憧れたのは、植草甚一の暮らし方、ライフスタイルだ…