アフリカ小僧、隠居日録

定年後の日常を、隠居所で気ままに書いてるブログです

昭和

インフルエンザの予防接種を受けました

本日、インフルエンザの予防接種を受けた。例年より少し早いが、内科に行く機会があったので、ついでに接種をお願いした。 もう、インフルエンザの予防接種の季節になったか!まことに、時間の過ぎてゆく速度は加速するばかりだ。気温の方も今日から急に涼し…

戦後の食卓を彩る: ふりかけとお茶づけ海苔

本日、円高に振れた為替の影響だろうか、日本の株価は全般に下げたが、「味の素」はほぼ横ばいだった。為替の影響で乱高下する株式市場にあって、まことに味の素は安定している。 味の素の創業は明治時代だが、戦後にも日本を代表する食品会社が創業している…

てなもんや三度笠

1962年5月にスタートしたテレビ番組のタイトルが「てなもんや三度笠」。藤田まこと主演で、毎週、日曜日の夕方6時から30分間の番組だった。 60年以上前の番組なのに、小僧は子どものころ見たこの番組のことをよく覚えている。毎回、最初に藤田まことが出て来…

旅先のラーメン

親戚に誘われて、伊東に出かけた。 温泉と海を久しぶりに満喫した。 源泉プールと呼ばれる野外の温水プールで一時間以上泳いだり、歩いたりした。足腰、首肩のこわばりが嘘のようにやわらいだ。吹く風がさわやかで、プールと言うよりぬるめの露天風呂で泳い…

昭和のご馳走、すき焼き

九十才を越えて高齢者用の施設で暮らす親戚の年寄りが「肉が食べたい」と言うので、「木曽路」に連れて行った。 彼女の大好物が、木曽路のすき焼きなのだ。近所の木曽路は、コスパがいいせいか、常に混んでいる。予約もなかなか取れない。ようやく、ランチに…

淀橋浄水場

生まれ育った家は、淀橋浄水場まで歩いて十分ほどの所にあった。淀橋浄水場と言っても、知っている人は少ないだろう。ヨドバシカメラは、この地、淀橋でスタートしたので社名に「ヨドバシ」とあるのだろう。 子どもの頃、親や大人は、「淀橋浄水場は玉川上水…

懐かしき昭和の映画:「喜びも悲しみも幾歳月」の感動

(タイトルは、AIに付けてもらいました) 最近買い替えたテレビでは、ユーチューブが見れる。昨日は、若山彰が歌う「喜びも悲しみも幾歳月(いくとしつき)」を検索した。 すぐにヒットして、堂々たる彼の歌声が我が家に響いた。 俺(おい)ら岬の 灯台守は …

しんゆり映画祭

新百合ヶ丘駅は、小田急線で新宿から三十分ほどの所に位置する駅だ。小僧は縁あって、30年ほど前から住んでいる。 先日、駅前で、「しんゆり映画祭」のポスターを見かけた。ああ、もうそんな季節かと思った。新百合ヶ丘では、毎年、秋に映画祭が開かれている…

名曲喫茶探訪

音楽之友社から2022年12月に発行された「名曲喫茶探訪」を読んだ。今の人には、名曲喫茶がいかなるものか、わからない人が多いのではないだろうか? 要すれば、クラシック音楽を流す喫茶店のことだ。店にもよるが、なかには高額なオーディオ装置やマニア垂涎…

平岡梓著「伜・三島由紀夫」を読む

平岡梓(ひらおか あずさ)は、作家、三島由紀夫の父親だ。その父親が、事件後、息子の生涯を一冊の本にまとめた。それが、文春文庫の「伜・三島由紀夫」である。文庫になる前、単行本としても出版されている。 事件とは、昭和四十五年(1970年)十一月二十…

街を歩いて古本を買う人生

植草甚一著「ぼくの読書法」(晶文社)を読んだ。植草甚一(1908年-1979年)は、欧米のミステリーや映画、ジャズを日本に紹介し続けた人だ。小僧が学生だった1970年代、街歩きと古本をテーマに魅力的なエセーを書き続けていた。 当時、植草甚一に憧れた若者…

古書店を愛した人々

関口良雄著「昔日の客」(夏葉社刊)を読んだ。著者は、大田区にあった山王書房の店主だった人。山王書房は、古書店、古本屋である。昔日とは「せきじつ」と読み、昔、お店に来たお客様の思い出などを書き留めた一冊である。 古書店主が書いた本はいろいろあ…

戦争の影

1962年(昭和37年)公開の小津安二郎監督「秋刀魚の味」には、随所に戦争の影ともいうべきものが見え隠れする。終戦から17年経っても、人々の暮らしや心に、戦争は影を落としているのだ。 秋刀魚の味 ニューデジタルリマスター版 岩下志麻 Amazon 主人公(笠…

社交の小道具

社交とは何か?社交とは、社会のなかで人々と交際することのようだ。昔はこの言葉、もっと聞いたように思うがいかがだろう?たとえば、「社交ダンス」「あの人は社交的だ」「社交辞令」などなど。 今、社交と言う言葉が使われる頻度は落ちたかもしれないが、…

魚へんに豊で、鱧、はもか!

小津安二郎監督、最後の作品は「秋刀魚(さんま)の味」だ。映画が公開されたのは、1962年、安保闘争の二年後である。日本が順調に経済成長を続け、人々の暮らしも次第に豊かになっていく、そんな時代の雰囲気が随所に感じられる映画だ。 映画の主題は娘(岩…

佐田啓二

前号で触れた小津安二郎監督の「お早よう」と言う映画に、俳優、佐田啓二が出ている。役回りは、主人公の子どもの家族の知り合いの青年という設定だ。 この青年、失業中である。にもかかわらず、焦燥感の無い、落ち着いた青年である。37才という若さで、突然…

新宿昭和館

前号で、昭和がよかった!と書いたら、映画館の名前を思い出した。「新宿昭和館」だ。1960年代の終わりから70年代にかけて、小僧も時おり行きました。高校、大学に通学していた頃のこと。 新宿駅の南口や中央口から訪れていたが、パチンコの景品替え所、喫茶…

懐かしき昭和

一昨日の4月29日土曜日は、祝日だった。何の日かと言うと、「昭和の日」だ。午前中、買い物帰りの車を運転中、NHKラジオの司会者が年号をテーマに作品の募集をしたところ、昭和を取り上げる人が多かったと話していた。 現在、ラジオを聴いて投稿しようという…

カレーライス

カレーライスは、国民食だと思います。カレーを出されて、文句を言う人はいません。私の周りはそうでした。 国民食とは、世代や性別、経済力に関係なく、広く愛されているメニューだそうで、まさにカレーライスは日本の国民食です。昨夜、そのカレーライスを…

モレシャンのイチゴとシャンペン

朝日文庫「わが家の夕めし」には、フランソワーズ・モレシャンさんの夕飯も収録されている。食卓には、シャンピニオンサラダ、トマトとシソの葉のサラダ、ラムチョップ、クレソン、イチゴとシャンパンが並んでいる。 昭和53年(1978年)、たとえ当時の日本が…

作家、庄司薫の夕飯

庄司薫と言っても昭和世代は知っているが、それ以降の人たちは知らないかも。学生運動が盛んだった1969年、「赤頭巾ちゃん気をつけて」という小説を出版し、芥川賞を受賞した人物である。 小僧も出版直後に読んで、世の中にはしゃれた小説を書く才能に満ち溢…

物集高量の夕飯、ざるそば

物集高量と書いて、「もずめ たかかず」、と読む。読める人は少ないだろうし、まして、物集高量がいかなる人物か、知っている人も少ないはずだ。 朝日文庫「わが家の夕めし」に、物集高量は登場している。昭和54年7月、板橋区の自宅で、出前の「ざるそば」を…

志村喬の夕飯、ソラマメの塩ゆでなど

もうすぐ、五月だ。昭和の夕飯を記録した朝日文庫「わが家の夕めし」のなかで、俳優、志村喬(たかし)が五月に食べる夕飯は実に美味そうだ。食材の季節感、食器や盛り付けの美しさ、主人の表情、どれをとっても申し分ない。 その日の献立はこうだ。タケノコ…

八千草薫さんの夕飯と映画「アサンテサーナ」

八千草薫さんが特別出演し、八千草さんのご主人、谷口千吉氏が監督した映画「アサンテサーナ」(1975年)は長い間、DVDなどで見ることが出来ない、「幻の映画」だった。最近、この映画をユーチューブで見ることが出来ると知って、小僧はびっくりした。 映画…

映画監督、鈴木清順の「わが家の夕めし」

朝日文庫「わが家の夕めし」は昭和の貴重な記録である。自宅での夕飯という、誰もが無防備になる瞬間の素の顔を見事に捉えている。そして、主人公の背景には昭和の暮らしが見て取れる。 たとえば、映画監督、鈴木清純(すずき せいじゅん)。この時、監督は…

「わが家の夕めし」

Amazonで、朝日文庫「わが家の夕めし」の値段が、「文庫¥2,898より」とあったので、驚いた!小僧も長年、大事にしてきた本である。ちなみに、小僧が持っている本には、「昭和61年6月20日 第1刷発行」、「値段580円」と記されている。初版発行時の値段と比較…