一昨日の4月29日土曜日は、祝日だった。何の日かと言うと、「昭和の日」だ。午前中、買い物帰りの車を運転中、NHKラジオの司会者が年号をテーマに作品の募集をしたところ、昭和を取り上げる人が多かったと話していた。
現在、ラジオを聴いて投稿しようという人には、昭和世代が多いのかもしれない。かく言う小僧も、昭和27年生まれ。昭和、平成、令和と生きてきたが、やはり昭和への思い入れが強い。
昭和20年の終戦以降、廃墟からの復興、経済発展、一億総中流化、バブル経済と国も個人も上昇気流に乗っていた時代が懐かしいのかもしれない。ラジオの司会者が「戦争など暗い面もあったんですけどねー・・・」と言っていたが、戦後の明るい記憶が勝っているのだろうか?
赤いリンゴに くちびる寄せて
だまって見ている 青い空
リンゴは何にも いわないけれど
リンゴの気持ちは よくわかる
リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ
(リンゴの唄、作詞 サトウ ハチロー)
これは昭和というより「戦後」を象徴する歌なのに、いつしか小僧の頭の中では「昭和」を象徴する歌になっているから不思議だ。「リンゴの唄」の最初の公開は、昭和20年10月11日だというから、戦後すぐである。
小僧のような戦後生まれの昭和世代は、戦時中の暗い昭和を切り捨てた、いいとこ取りをしているのかもしれない。それにしても、戦後の昭和の経済発展はすさまじかった。経済、教育、医療、食料、娯楽など、これほど多くの人が何らかの恩恵を受けることが出来た時代は他にないのではないかと思ってしまうが、小僧の考え違いか?
将来への不安、超えることが難しい格差、上がらない給与(え?あなたは上がった?そりゃよかった)など、令和に生きる我々は厳しい壁に直面しています。だからこそ、貧しいけれど希望もあった昭和に、ノスタルジーを感じるのかもしれません。
昭和の日々
あのころ君は
若かった 小僧
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