正月七日を過ぎると、どんど焼きだ。
本日、我が家の門松と正月のお飾りを、来週どんど焼きの会場となる学校に持って行った。
寒中の行事として行われるどんど焼きは言葉としては知っていたが、実際に見たり参加したりしたのは、三十年ほど前、今の住宅地に越して来て以来だ。
地元でとれる太い立派な竹で骨組みを作り、各家から集められた門松やお飾りなどで数メートルの高さの塔のような形に組んで、火を放つ。一月中旬、寒い時期に、無病息災を祈って、昔からこの地域で行われてきた行事だ。
ここは、今でこそサラリーマン家庭の住宅がひしめく郊外の住宅地だが、五十年ほど前までは農村地帯だった。畑地帯のど真ん中で、農家の方々が行ってきたどんど焼きを、今は農家の方や移り住んできた新たな住民が一緒に行ている。
子供たちはどんど焼きの熱で餅を焼いたり、大きな鍋で作られた豚汁をいただきながら、楽しく過ごす。今年は、残念ながら、飲食は出来ないようだが、コロナ禍でどんど焼きが出来なかった数年間のことを思えば、どんど焼きを出来るだけ有難い。
どんど焼きとラグビーは、寒空の下で行うにふさわしい、一月のイベントだと思う。
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