昨日のブログで、昔はリヤカーに水槽などを積み、金魚売のオジサンが来ていた事を書いた。すると、小僧のブログの数少ない若い読者の方から「リヤカーで金魚売が来ていたのですか?」とコメントを頂いた。
確かに、最近は見かけない。七十年ほど前の小僧が幼少期の頃と今では、街の風景も随分変わったと思う。
小僧は子供の頃、渋谷区のはずれ、新宿区や中野区と接する地域に住んでいた。小学校に上がる前は毎日、近所の通りで夕暮れまで近所の子たちと遊んでいた。家と家の間の幅五メートルほどの通りで車も通らない。
そこに初夏になる頃だろうか、リヤカーに水槽や金魚鉢を積んで、金魚屋が来た。もう七十年近く経っているので、小僧の記憶違いが心配だったので、グーグルで「金魚 リヤカー 昭和」で検索してみた。
すると、いくつもの懐かしい昭和の画像にヒットした。
金魚売のオジサン以外にも、リヤカーや自転車に商売道具を載せて、いろんな人がやって来た。
小綺麗にリヤカーを改造したおでん屋さん、前回書いた焼き芋屋さん、風鈴屋さん、自転車でやって来た紙芝居のおじさんや佃煮売りのおじさん。
そうした人たちから、五円、十円で串に刺したおでん、ソースを塗った薄いお煎餅、水あめなどを買った。ものの買い方、順番待ちの仕方なども知らずに教わったのだろう。
ああ、懐かしき昭和の風景。みんな、どこへ行ってしまったのだろう?
(上の二つのバナーをクリックしていただければ、幸いです)