寒さ厳しくなると、焼き芋が食べたくなる。大好きな冬の一品だ。
真っ二つに折った焼き芋の実が、黄色と言うか黄金色と言うか、ともかく湯気に包まれながら輝く映像が頭に浮かぶと、もう我慢できない。熱々の焼き芋が食べたくなる。
今は便利で、冷凍ものでも美味いのがたくさん出ている。だが、小僧は近くのスーパーに行く。スーパーでも熱々の焼き芋が買えるのだ。
焼き芋は、特別なケースの中で上と下から熱せられて売られている。常連客も多い。小僧もその一人だ。中身の焼き芋も袋も、熱々だ。
焼き上がり時刻まで表示されて、有名パン屋のバゲットの様だ。
お三時に、冷たい牛乳と一緒に焼き芋を食えば、最高のおやつだ。幸福な人生にさほどの金は必要ない、などと負け惜しみのセリフを呟きながら、今日も焼き芋を頬張る小僧である。
便通の促進、大腸がんの予防、高血圧対策にもなると言われる焼き芋は、短気高齢者の強い味方である。
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