アフリカ小僧、隠居日録

定年後の日常を、隠居所で気ままに書いてるブログです

パリの気温は23度

 NHKBSで「世界のニュース」を見ている。文字通り、英国、スペイン、フランス、韓国、中国など、地元で放送されたテレビニュースを同時通訳付きで見せてくれる。外国旅行したくても先立つものが足りない小僧にとっては、ありがたい番組だ。

 

 昨日のフランスのニュースを見て、ビックリした。パリの気温が低いそうだ。マルシェ(フランス語で言って、ス、スマン。市場のことです)では、夏の人気商品、メロンなどが売れなくて困っている。

 

 

 市場に来ていた人にインタビューすると、「涼しくなって、夏野菜や夏の果物を買う気がしない」との返答。小僧など、涼しくなってもメロンに生ハムをのせて食したいと思うが、パリジャンは違うようだ。

 

 どのくらい涼しいかと言うと、たとえば本日の最低気温は14度、最高気温23度。確かに秋の気温だ。猛暑の首都圏に住む小僧には、うらやましい限りだ。

 

 通常であれば、8月上旬のフランスは夏のバカンスの時期だ。その時期に、最低気温14度、最高気温23度とは低すぎる。ちょっと前まで、フランスは40度前後の異常な高温が続いていたので、突然の冷気はこれもまた異常気象だろう。

 

 先ほどのマルシェでは、メロンがひと玉1ユーロで安売りされていた。150円だ。農家も八百屋も儲けなしだと嘆いていた。地球温暖化で世界中で起きている異常気象。本日のパリの季節外れの冷気やメロン農家の嘆きの元凶も、地球温暖化なのだろう。

 

 東京より秋の訪れが早いパリだが、早すぎるのも困ったものだ。これでは、フランス人の生きがい、夏のバカンスも台無しだ。

 

 ちなみに、本日2023年8月8日は日本では立秋だ。「暦の上では」と言いながらも、今日の首都圏は蒸し暑い。

 

 二三日

 パリの冷気に

 包まれたい   (小僧)

 

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