アフリカ小僧、隠居日録

定年後の日常を、隠居所で気ままに書いてるブログです

三十年経った冷蔵庫にガタが来た

 最近、冷蔵庫から時おり、異音が聞こえるようになった。ついに、寿命が来たか?

 

 いつ買ったかも定かではない。よほど几帳面に電気製品の購入歴を記録していないと七十才を過ぎるとわからなくなる。逆に言えば、これまでの日本の電気製品はそれほど長持ちしたということだろう。

 

 

 型式番号を頼りに、いつ頃発売された冷蔵庫か調べてみてビックリした。な、なんと、三十年前だ!

 

三十年前に発売された東芝の冷蔵庫

 それで腑に落ちた。この冷蔵庫が発売された翌年の1994年、小僧は海外勤務地から帰国した。日本での新生活のため、この冷蔵庫をおそらくは秋葉原の石丸電気で購入したのだろう。

 

 それから三十年。冷蔵庫は文句も言わず、一日も休まず働き続けた。野菜、魚、肉、果物などを冷やし続けて三十年、ついに寿命が尽きそうだと異音を発して小僧に伝えてくれたのだ。

 

 三十年と言えば、一万九百五十日だ!四十才だった小僧は七十才だ。三才だった子供は三十三才だ。その間、一秒たりとも故障せずに働き続けた冷蔵庫に感謝だ。

 

 小僧は内科だ、整形だ、眼科だと医者通いをしているのに、冷蔵庫は一度も故障をしたことがない。恐るべき、三十年前の日本の家電製品よ!