今週のピアノ教室では、「アニー・ローリー」という曲を教わった。先週から取り組んでいるが、なかなか難しい曲だ。
重音がたくさん出てくる。重音とは、左手の指二本を使い同時に鍵盤を押す。たとえば、鍵盤でソとドを小指と親指で同時に押さえる。難しいが、何度も練習して少し出来るようになってきた。
「アニー・ローリー」はスコットランド民謡だ。女性の名前で、1682年生まれの実在した人だ。
アニーはスコットランドで評判の美人だった。アニーに恋した男性が、アニーの父親の反対で失恋する。失恋した男の思いを歌っている曲だ。
なつかし川辺に 露はあれど
いとしのアニー・ローリーいまやいずこ
君に逢いし 時はゆけど
いとしのアニー・ローリー夢忘れじ (藤浦光訳)
メロディーを聴けば、多くの人が「あ、聴いたことがある」と反応する有名な曲だ。「アニー・ローリー」はスコットランド民謡だが、「蛍の光」もスコットランド民謡だ。我々、日本人は、知らないうちに小中学校などでスコットランド民謡を聴いて育ってきているのだなと、今更ながら感じる。
明治以降の音楽教育のおかげで、日本人は西欧の民謡を知らず知らずのうちに、結構な数勉強しているのだなー、と感心する小僧である。
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