亡き両親から、株はやるな、保証人にはなるな、と言われていた。七十過ぎるまで、教えを守ってきたが、ついに親の教えの一つに背くことになった。
そう、株をやることにした。
世渡りが上手な人からは、「今から株なんて遅すぎるよ」と、言われそうだ。確かにここ数年、株式市場でいい思いをした人たちがいるようだが、今後は不透明だ。それでも、政府の「貯蓄から投資へ」の掛け声に思わず惑わされる「出遅れ爺さん」の一人になろうと決めました。
株をやれば、世の中の動向や世界経済の動きにも敏感になるので、頭の体操にもなる。もとより、使える資金は微々たるものだが、短気高齢者の脳にいい刺激となるのか、それとも、心身をむしばむ大きなストレスになるのか、やってみないとわからない。
ユーチューブで調べてみれば、株をやるには、まず、証券会社で口座開設するのだと言う。「スマホで簡単に開設出来ますよ」と実演して、教えてくれる親切な動画サイトもあった。まことに、ユーチューブはすごい世界だと、感心した。
しかしながら、スマホが苦手なのと根が臆病なので、やはり実店舗で対面で口座開設することにしました。
向かったところは、地元の野村證券である。(この項、次号に続く)
出遅れて
株を始める
爺(じい) 一人 (小僧)
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