アフリカ小僧、隠居日録

定年後の日常を、隠居所で気ままに書いてるブログです

短気高齢者、怒りの構造

 「70歳からの感情的にならない生き方」と言う本に、高齢者が怒り狂って自爆してしまう理由が書かれている。

 

 精神科医である著者、和田秀樹氏によれば、高齢者の怒りの理由の一つは、「かくあるべし」と言う考え方に囚われているからだとのこと。

 

 

 たとえば、「スーパーのレジはこうあるべき」「店員のあいさつはこうあるべき」「商品を補充する店員は、客の邪魔になってはいけない」「レストランは料理をもっと素早く出すべきだ」「駅員はこうあるべきだ」などなど。

 

 高齢者が考えるスーパー、レストラン、駅、病院などでのサービスの質が、目の前で提供されるサービスと食い違うと、怒りのギアが入ってしまうというわけだ。カスハラ(カスタマー・ハラスメント)へ一直線だ。

 

 今日の人手不足もあって、お店でのサービスは昭和のサービスとは違う。高齢者が「サービスはこうあるべき」「店員の態度はこうあるべき」と思い込みが強すぎると怒りの爆発につながる「地雷」を踏んでしまうという訳だ。

 

 くわばら、くわばら。「こうあるべき」と短気高齢者の小僧が、昭和の考えや常識を振り回さないことが、怒りのスパイラルから解放される近道だ。心して、生きていこう。

 

 怒っても

 自滅するだけ

 高齢者    (小僧)

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