アフリカ小僧、隠居日録

定年後の日常を、隠居所で気ままに書いてるブログです

老化したアイフォンのバッテリーと小僧

 六年以上使っているアイフォンのバッテリーが弱くなってきた。サイズが小さくて持ち運びには便利だが、画面が小さくて文字や画像が見づらい。

 

 災害の時など、スマホは大事だと高齢者の小僧でも理解できる。日常生活でも、お店などでスマホを見せる機会も増えてきた。バッテリーが弱っていては話にならない。

 

 

 この際、新しいアイフォンに買い替えようと決め、近所のドコモの予約を取った。

 

 当日、お店に行ったところ、驚いた。かつて、あれほど混んでいたドコモの店内がガランとしているではないか!数か月前に、九十才を越えた家族に同伴してソフトバンクに行った時と同じ光景だ。

 

 担当者も少なく、来ている客も高齢者ばかりだ。予約の時間が過ぎても呼ばれないので、短気高齢者らしく、小僧はイライラし始めた。すると、責任者が来て、耳元でこう言うではないか!

 

 「小僧さま、前のお客様の対応に時間がかかっておりまして、あと二十分ほどお待ちください」

 

 「な、なにぃー?何のための予約なんだよ」と、言いたかったが、それを言っちゃおしまいだ。まさに、短気高齢者だ。

 

 小僧は自分でも驚くような言葉を返していた。

 「じゃ、また予約を取り直して、出直してきます」

 

 店内の様子を見れば、接客に時間がかかるのは明白だ。小僧のようなお爺さんやお婆さんが新しいスマホを買うのだから、長い、長い時間がかかる。

 

 帰宅して考えた。アイフォンのバッテリーは弱っているが、小僧の心身のバッテリーはもっと弱っているのではないだろうか?電源切れはアイフォンが先か、小僧が先か、わからない。

 

 で、あれば、もうしばらく、この小さな古いアイフォンと暮らしていこう、と思う小僧であった。

(はてなブログとブログ村のランキングに参加中。下の四つのバナーをクリックしていただければ、幸いです)