アフリカ小僧、隠居日録

定年後の日常を、隠居所で気ままに書いてるブログです

「70歳からの感情的にならない生き方」

 和田秀樹氏は、タイトルが高齢者の興味を惹く本を立て続けに出版している精神科医だ。今回読んだのは「70歳からの感情的にならない生き方」と言う本だ。

 

 短気高齢者である小僧がこの本に関心を持つのは当然だが、川崎市の図書館予約システムで予約をした時点ですでに百名以上の待機者がいたのには驚いた。同病相憐れむだ。7か月経って、ようやく小僧の手元に本が届いた。

 

 

 予約待ちの人数を見て、世の中には小僧のように己の感情をコントロールできない高齢者が多数いることがわかった。巡り巡って、手元に届いた本を見て、短気高齢者の怨念が宿っているような嫌な気がしたが、読み始めればすぐに読了。

 

「70歳が老化の分かれ道」「70代で死ぬ人、80代でも元気な人」「老いが怖くなくなる本」など、ベストセラーを出している精神科医、和田先生。

 

 さすがベストセラーを出している著者だけあって、読みやすくわかりやすい。活字も大きめなのが嬉しい。読みやすいのは、高齢者が望むことが書かれているからだろう。

すなわち、

 

 ・牛肉や豚肉を食べよう。

 ・無理な筋トレより20分程度のウォーキング。

 ・免疫力が下がるから、無理するな、我慢するな。70歳過ぎたらしたいことだけ、すればいい。

 ・血圧や血糖値を気にしすぎるな。

 ・前頭葉の機能が低下していることを理解して、イライラをコントロールしよう。

 などなど。

 

 なんとなく短気高齢者が、こうだったらいいなと思っていることが、それでいいんだよと言われたような気がする読後感である。和田先生、ありがとう。そして、百名以上の川崎市の短気高齢者が本を買わずに図書館で借りてしまい、ス、スマンです。

 

 読む前に

 中身知ってる

 高齢者    (小僧)

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