アフリカ小僧、隠居日録

定年後の日常を、隠居所で気ままに書いてるブログです

遍路のような水中歩行

 猛暑のため、外での運動は危険なので、ジムのプールで歩いている。いわゆる水中歩行と言うやつだ。プールの運動でも汗をかくそうなので、熱中症にならないように注意している。その日の体調で、30分から50分ほどの水中歩行だ。

 

 高齢者を中心に皆さん一列になって歩いている。速度の遅い人もいるが、追い抜きはマナー違反だ。

 

 

 ところが、たまに追い抜く無礼者がいる。短気高齢者だ。決まって、顔が険しい男たちだ。困ったものだ。短気高齢者を自称する小僧でも、ここでは人を追い抜いたりしない。

 

 下半身が不自由な人がリハビリのため、水中歩行している場合もある。プールの外では歩くのに苦労する人も、水の中では結構歩けるものだ。水が体を支えてくれるのだろう。

 

 水の力に感謝だ。高齢者のリハビリを応援してくれるプールは神聖な場所だ。高齢な男女が列を作って、水の中を歩いていると、こうしてあの世に行くのかな、などと想像することもある。こんなことを考えるのは、小僧くらいか。

 

 水中歩行用のプールのレーンでは、短気高齢者ではなく、吞気高齢者として振舞おう。ゆっくり歩く人をこれ見よがしに追い抜いたり、後ろから接近しジャバジャバと波を立て、あおるような行動はマナー違反だ。高速道路のあおり運転と同じだ。

 

 普段、短気高齢者の代表のような小僧も、水中歩行の列の中では呑気高齢者だ。透明な屋根から降り注ぐ陽光を浴び、キラキラ輝く水面を見ながら、小僧は今日も水中歩行の列に加わるのです。

 

 水中で

 遍路のような

 ウォーキング  (小僧)

 

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