(タイトルは、AIの提案を参考に付けました)
連休、連休と騒がしいが、小僧をはじめとするご隠居様たちは毎日が連休だ。こういう時は、これ以上観光地や道路の混雑をひどくしないため、自宅で静かに過ごすのが世のため、人のため、ひいては自分のためだろう。
と、いう訳で、小僧は連休中、ピアノ教室の先生から与えられた宿題の練習に励んでいる。自宅で、ヤマハのアップライトピアノに向かっていると、一時間、二時間が瞬く間に過ぎてしまう。曲の世界に集中して過ごす時間は、ストレス解消にもってこいだ。
今週取り組む曲は、「オーラ・リー」。知らないタイトルだが、教室で先生が弾いてくれたら、すぐわかった。
「アメリカの古い歌ですが、プレスリーが「ラブミーテンダー」というタイトルでカバーした曲です。小僧さん、知ってますか?」
「知ってますよ。エルビス・プレスリーのヒット曲!」
ソドシド レラレー ドシラシ ドー
「オーラ・リー」は、1861年、南北戦争中に生まれた流行り歌で、故郷に残してきたガールフレンドのことを思い、若い兵士たちによって好んで歌われた。これを、1957年、プレスリーがカバーして「ラブミーテンダー」として大ヒットさせたようだ。
1957年と言えば、まだ貧しかった日本で、小僧が幼児だった頃だ。その時、海の向こうで若きプレスリーが歌った曲を、半世紀以上経った今、七十過ぎた小僧がピアノ教室で学ぶのだから、人生は面白い。
ちなみに、原曲のオーラ・リーとは何か?調べたが、諸説あるようだ。「水の精」「輝く場所」「女性の名前」など。いずれにしても、何か優しい、気持ちのいいことを表現しているのだろうと思う。
連休中、小僧は、人混みを避けて、自宅で何度も、何度も「オーラ・リー」を練習しよう。
ソドシド レラレー ドシラシ ドー
ことりのこえも かぜのねも
きこえてくるよ きみの名に
オーラリー オーラリー よんでます
いとしききみは いまどこに
(日本語歌詞 トシ・ツカサ)
ああ、なんて、穏やかな気持ちになることだろう!小僧の連休は、オーラ・リーのおかげで、最高に贅沢だ。