昨日のブログで、新宿駅周辺が変わって戸惑う小僧を書いた。結局、当てずっぽうで地階から地上に出たら、正面に「アルタ」があったのでなんとか目的地の中村屋に辿り着けた。
中村屋に行った翌日だろうか、ニュースを見ていたら、「アルタ」が来年の二月末で営業を終了すると報じていた。まことに「変わる新宿」である。めったに新宿などに行かない高齢者は、ますます新宿で迷子になる可能性が高くなるだろう。
小僧にとっては、子どものころから馴染みのある街だけに厄介だ。昔の感覚で新宿を歩くものだから、変わってしまった新宿で迷子になる。途方に暮れるのだ。
そんな中、変わらぬビルがあった。新宿紀伊国屋書店だ。新宿中村屋の斜め前なので、チョコっと寄ってみた。
地階のテナントは変わっているのだろうが、カレーのにおいが漂うのは昔と同じだ。学生の頃は、新宿紀伊国屋書店で立ち読みをしたり、洋書コーナーを冷やかすだけで、勉強したような気分になったものだ。
変貌著しい新宿にあって、新宿中村屋のインドカリーと同じく、新宿紀伊国屋書店の正面入り口の風景が変わらぬことを祈る高齢者の小僧である。
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