アフリカ小僧、隠居日録

定年後の日常を、隠居所で気ままに書いてるブログです

新年の願い:散歩で癒される日々

お題「わたしの癒やし」

 辰年の新年を迎え、まずは、昨日の大地震で被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。また、当ブログの数少ない読者の皆様、本年もどうぞよろしくお願いします。

 

 さて、新年最初の「お題スロット」を回したところ、転がり出てきたお題は「わたしの癒し」でした。

 

 あらためて考えてみましたが、今の小僧にとって、最大の癒しは散歩だと気付いた次第。

 

 散歩ほど、鬱屈した心を癒してくれるものはありません。心だけではありません。散歩すると、体も癒されることを実感している毎日だ。

 

 職場に出かけていたころの悩みや疲れは、強力かつシツコイものだった。その時の癒しは、もっと金をかけたり、インパクトの強い癒しを求めていたように思う。

 

 しかしながら、今のように、隠居の身になれば、悩みや疲れもあっさりしたもので、癒しの方法もそれに見合ったあっさりしたものになった。それが、散歩だ。

 

 明治以降の日本の文学者もよく散歩したと思う。彼らが書いた小説の主人公たちもよく歩いた。たとえば、夏目漱石の三四郎だ。小説「三四郎」の主人公、三四郎は九州から上京するなり、本郷、大久保、千駄木などを歩き回る。散歩しながら、考え、妄想し、気分の転換を図った。

 

 小僧も同じだ。老いとともに、小僧にも多少の鬱屈はある。これを癒すには散歩だ。散歩に限る。散歩によって、不安や悩みを忘れ、帰宅する頃には癒されている。

 

 辰年の今年も、散歩によって癒され、散歩によって生かされて行こうと思う。

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