子育て真っ最中の時、ディズニーのビデオ「不思議の国のアリス」を繰り返し子供に見せていた。一緒に見ているうちに、親もいくつかの場面を覚えてしまった。その一つが、「いかれ帽子屋」が登場する場面。
まず、名前が気に入った。「いかれ帽子屋」だ!めちゃくちゃな男で、めちゃくちゃな歌を歌う。
「何でもない日おめでとう!」を繰り返す。そしてお茶で乾杯をする。お誕生日はたった一日で、残りの364日は「なんでもない日」だ。でもいいじゃないか、なんでもない日に乾杯しよう。
乾杯好きの小僧の頭に残った、「不思議の国のアリス」の名場面は、いかれ帽子屋の「なんでもない日、おめでとう!」だ。
小僧の毎日は、それこそ「なんでもない日」の連続だ。でも、極々たまに、おめでたいことが起きることもある。昨日がそうでした。どんなおめでたいことが起きたかは、省きます。人のおめでたい話なんて、つまらないことが多いので。
いかれ帽子屋は紅茶で乾杯ですが、小僧はシャンペンです。一年にほんの数回の「なんでもない日」の大奮発です。間違いのない「モエ・エ・シャンドン」を選びます。シャンパンという言葉の響きは、シンバルをたたくような感じです。そして、シャンドンは小太鼓の響きです。
シャンパン、シャンドン、シャンパン、シャンドン・・・なんでもない日に乾杯!小僧は、いかれ帽子屋が大好きです。
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