前号で、モロッコの「ポール」での朝食セットを紹介した。朝食のクロワッサンとカフェオレは、平和と穏やかな暮らしの象徴であるとも書いた。小僧のホントの気持ちです。
クロワッサンに対して持っているこうしたイメージは、小僧だけのものではないようだ。その証拠に、人は雑誌や映画のタイトルに「クロワッサン」を使ってきた。
まずはご存知、雑誌「クロワッサン」だ。小僧の世代は、その誕生の時から知っている。おしゃれで健康的な読者がファンとなったし、今もそうだと思う。
2023年2月25日号は、「おうちで楽しむパン案内」、もちろんクロワッサンも取り上げられている。
「クロワッサンで朝食を」というタイトルの、パリを舞台にした映画もある。フランス、エストニア、ベルギー合作で、フランスの大女優、ジャンヌ・モロー主演である。パリの街並みも楽しめる珠玉のフランス映画だと、小僧は思う。
映画の中で、クロワッサンを食べるシーンがある。うまい蕎麦を食べる時も音が出るが、うまいクロワッサンやバゲットを食べる時も、「いかにも」という感じの音がする。ぜひ、映画でそのシーンを楽しんでもらいたい。
映画の原題は、「パリのエストニア女性」。これを、「ティファニーで・・・」ではなかった「クロワッサンで朝食を」という邦題にした関係者の決断を支持します。
クロワッサン!なにかが破裂するような、飛び出すような、元気が出る音声のフランス語でしょう?豪華な宝飾店、「ティファニー」に負けない、クロワッサンはパリの朝の宝石です。
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