親戚の年寄りが介護付き高齢者施設に引っ越したので、今まで住んでいた部屋の片づけをしに、京王線沿線の街に行った。
猛暑の中、エアコンをつけて片づけを行った。こちらも短気高齢者なので、しんどかった。昼過ぎに一旦休憩。
京王線の各駅停車の電車のみ止まる最寄り駅付近まで、ぶらぶら歩いて行くと昭和を思わせる小さな喫茶店があった。
ドアを開ければ、店内はひんやりと冷房が効いていた。少し暗めの店内はまさしく昭和の喫茶店だ。
ご夫婦だろうか、小僧と同年輩か小僧より高齢の男女がカウンター内にいた。先客は一人。
メニューを見て、ミックスサンドとアイスコーヒーを注文した。街の喫茶店でこうしたものを食べたり飲んだりするのは、十年ぶりか。老婦人が作ってくれたミックスサンドは美味かった!
アイスコーヒーはご主人?の仕事。サイフォンで熱いコーヒーを淹れて、アイスコーヒーにしてくれた。ガムシロップとミルクが入った小さなガラス容器を見た時、ああ、昭和の喫茶店はこうだったなと思いだした。
冷房が効いた少し暗めの喫茶店で、ミックスサンドをムシャ、アイスコーヒーをグビッ・・・う、美味い!
外は令和の猛暑だが、店内は店主も、サンドイッチも、アイスコーヒーも昭和だった。外に出れば、亡くなった両親や同級生もいるのではないかと、思わず妄想してしまうような昭和の喫茶店であった。
ご馳走様でした。
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