アフリカ小僧、隠居日録

定年後の日常を、隠居所で気ままに書いてるブログです

楽譜が読めない高齢者、ピアノ練習日記「ラルゴ」

 ピアノ教室に行った。宿題になっていた「家路」を弾いたが、数か所間違えてしまった。ハナマルはもらえなかった。

 

 なによりテンポが速すぎたようだ。先生からこう言われた。

 「小僧さん、この曲は「ラルゴ」で弾いてください。夕日がゆっくり沈んでゆく、そんなテンポで弾きましょう」

 

 

 なーるほど!夕日が沈むようにゆっくりしたテンポで弾くのか。納得。楽譜をよく見れば、最初に「Largo」と書いてある。

 

楽譜の冒頭にLargoと記されている。「ゆっくり」というイタリア語のようだ。

 先生はメトロノームを使って、ラルゴのテンポを具体的に教えてくれた。なーるほど、メトロノームとはこういう時に使うのかと、これも納得。

 

 本日、自宅で「家路」に再挑戦した。まず初めに、メトロノームをlargoに合わせ、動かしてみる。コチ、コチ、コチというより、コーチ、コーチ、コーチというゆっくしたテンポで首を振る。

 

 二十年以上使っていなかったのに、正確に動く日本製のメトロノーム。昔の日本人はいい仕事してました。

 

ラルゴのテンポを教えてくれるメトロノーム

 このメトロノーム、我が家に三十年、存在していたのではないだろうか。小僧が使うのは初めてだ。まさか、この小僧がメトロノームを使うようになるとは・・・人生はわからないものだ。

 

 新しいことを学ぶのは、まことに楽しい。

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