ピアノ教室に行った。宿題になっていた「家路」を弾いたが、数か所間違えてしまった。ハナマルはもらえなかった。
なによりテンポが速すぎたようだ。先生からこう言われた。
「小僧さん、この曲は「ラルゴ」で弾いてください。夕日がゆっくり沈んでゆく、そんなテンポで弾きましょう」
なーるほど!夕日が沈むようにゆっくりしたテンポで弾くのか。納得。楽譜をよく見れば、最初に「Largo」と書いてある。
先生はメトロノームを使って、ラルゴのテンポを具体的に教えてくれた。なーるほど、メトロノームとはこういう時に使うのかと、これも納得。
本日、自宅で「家路」に再挑戦した。まず初めに、メトロノームをlargoに合わせ、動かしてみる。コチ、コチ、コチというより、コーチ、コーチ、コーチというゆっくしたテンポで首を振る。
二十年以上使っていなかったのに、正確に動く日本製のメトロノーム。昔の日本人はいい仕事してました。
このメトロノーム、我が家に三十年、存在していたのではないだろうか。小僧が使うのは初めてだ。まさか、この小僧がメトロノームを使うようになるとは・・・人生はわからないものだ。
新しいことを学ぶのは、まことに楽しい。
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