アフリカ小僧、隠居日録

定年後の日常を、隠居所で気ままに書いてるブログです

定年後の社会との接点

 定年後の社会との接点は、難しい問題だ。多くの人が通過する問題だろう。かく言う小僧も、この問題に悩んだし今も完全に通過したとは言えないかもしれない。

 

 会社員時代はあれほど嫌だった人間関係がゼロになるのだからハッピーなのだが、人間は社会や他人との関りを求めることがあるから不思議だ。

 

 

 時間が解決するというのも本当だ。なんだかんだ言っても、フリーになって一年もすると社会との距離感も適当なところに落ち着いてくる。

 

 小僧の場合は、ジム通い、医者通い、ピアノ教室、数少ない友人との会食などが、社会と言うか、外の世界との接点である。あっ、大事なことを忘れていた。このブログです。今は、これで丁度良いと感じている。

 

 定年後の暮らし方について、野村証券OBで経済コラムニストの大江英樹さんの言葉が、週刊「東洋経済」に載っていた。

 

 「「地域コミュニティーに参加しろ」も、セミナーの常套句。しかし自治会などは、サラリーマン時代の縦社会とは正反対のフラットな横社会でなじみにくく、無理に参加することは無いと思います」

 

 ここで言うセミナーとは、企業などで開催される定年準備セミナーのこと。小僧は出たことが無いのでわからないが、確かに地域に溶け込めなどと言われるのだろう。実際、そうしたところで居場所を確保して、活躍されている方も多いのだろうが、大江さんは無理することはありませんと言っている。(週刊「東洋経済」、2023年10/28号)

 

図書館で、予約者が多く、何か月も待って、ようやく読むことができた週刊「東洋経済」

 今年1月1日に、大江さんはお亡くなりになった。証券会社OBの大江さんは、小僧たちシニアに対し、「投資を甘く見てはいけませんよ」と常に警鐘を鳴らし続けてくれた。

 

 株の売買を含めた投資の世界も社会との接点だが、ニーサだなんだと言っても、投資の厳しさに変わりはない。定年後の身の振り方やお金の使い方についても、大江さんは貴重なアドバイスをしてくれた。

 

 経済コラムニスト、大江さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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