今週、NHKBSでフランスのニュースを見ていたら、インド洋に浮かぶフランス領のレユニオン島にすごい台風が来て、被害が出ていると報じていた。木がなぎ倒され、住宅の一部が吹き飛ばされる映像が出ていた。日本含め、地球温暖化のせいなのだろうが、台風が年々、強力になっていて恐ろしい。
レユニオン島に行ったことがある。1982年の8月上旬のことだから、もう42年も前のことだ。
東京からパリ、そして、ビジネスパートナーとの打ち合わせのため、マダガスカルへ。マダガスカルからモーリシャスへ。ここで一泊してコモロと言う国へ行く日程で、コモロが出張の目的地だった。
モーリシャスの空港でコモロ行きの飛行機のチェックインカウンターに行くと「飛行機はキャンセルされた」と言われ、ビックリ!そばにいた白人も心配そうに小僧と係員のフランス語のやり取りを聞いていた。
「ケニヤでクーデタ騒ぎが起きて、この地域の飛行機が遅れたり、キャンセルされたりしているのです。レユニオンに行けば、レユニオン航空でコモロに行けます」
こう言われたら、レユニオンに行くしかない。すると、そばに立っていた白人の男性が「俺も一緒にレユニオンに行く」と言うではないか。一緒に振替のチケットをもらい、小僧たちは一路、行く予定の無かったレユニオンに行くことになった。
大きくもない機内で、男は小僧の横に座り、「俺の名前はZ、コモロで働くドイツ人。俺たちは一緒だ」とか言う。小僧も若く、「旅は道連れ」と考え、レユニオンに向かった。
これが大きな間違いだった。レユニオンで、Zと小僧はさらに大きなトラブルに直面することになるのだった。(この項、続く)
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