若い頃から、「公募ガイド」なる雑誌を時々見てきた。知らない方が多いかもしれないが、投稿マニアには便利な雑誌だ。
すなわち、ありとあらゆる「投稿募集」の情報が掲載された雑誌である。小説、標語、川柳、短歌、俳句、詩、エセー、漫画のあらすじ、Tシャツのデザインなどなど。
賞金や商品などが付いている募集だ。昔は書店で「公募ガイド」を買っていたが、最近は節約のため、図書館で借りている。
世の中には同好の士が多いと見えて、予約順番待ちの人が多い。年明けにようやく2023年秋号が小僧の元に回ってきた。表紙を見れば、投稿の世界にも時代の変化が押し寄せていることがよくわかる。
表紙には、「公募・創作 生成AIの最前線」と大きな活字で印刷されていた。確かに生成AIを使った創作活動は盛んになるだろう。投稿の世界だって、応募要領を生成AIに読ませ、小説、詩、俳句、エセー、標語などを書かせることも出来るだろう。
そんな時代の変化を感じさせるAI関連の数ページの後、いかにも古典的な投稿募集が多数収録されていた。「桜の手紙コンテスト」「いじめ・自殺防止コンクール」「受けてよかった人間ドッグ」「ちょっと照れくさい孝行のメッセージ」などなど。
主催者も立派な団体が多い。うまくいけば、ん万円もらえるのだから、ありがたい。残念なのは、地元図書館の予約者が多くて、小僧が読むときには多くの募集が締め切りを過ぎていることだ。
それでも、小僧向きのコンクールを見つけて、投稿してみよう。小僧のような短気高齢者の脳トレには、最適だ。
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