アフリカ小僧、隠居日録

定年後の日常を、隠居所で気ままに書いてるブログです

オリーブ、ニンジン、タジン鍋

 モロッコに滞在していた週末の昼、小僧はタジン鍋を食べることが多かった。以前、このブログで、スーパーの二階にあったイートインコーナーでポールの朝食セットを食べていたと書いた。ポールの並びにモロッコ料理を手軽に提供する店があったので、昼によく利用していたのだ。

 

 タジン鍋は最近、日本でも、少しずつ知られるようになったが、まだ知らない方も多いと思う。円錐形の蓋がついた鍋で、平たい底辺部分に、ニンジン、ジャガイモ、玉ねぎ、鶏肉などを並べ、火にかける。熱せられた食材から出る水蒸気が、円錐形の蓋の部分で冷やされ、水滴となって食材の上に落ちてくる。これが、うまいソースとなるようだ。

 

 小僧は、タジン鍋の仕組みを詳しく知らないが、モロッコのタジン料理がうまいのは体験で知っている。だからこそ、週末の午後になると、飽きずにタジン料理を食っていた。

 

 イートインの店では、まず、前菜としてモロッコ風のサラダ盛り合わせがパンとともに出てきた。キウリ、玉ねぎ、トマトなどを細かく切って、オリーブオイル、香辛料などから成るドレッシングでからめてある。ねっとりしたナス?のサラダもあった。これらをパンと一緒に食べると、美味いこと!モロッコ料理は、ヘルシーだ!

 

三種のサラダの盛り合わせ。パンにのせて食べると、美味いこと、美味いこと

 

 サラダを食べ終わるころ、タジン鍋が出てくる。熱いから、気を付けて!とお兄さんが声をかけながらテーブルに置き、蓋を取ってくれる。グズグズ、グズグズ、熱した鍋の中で、オリーブ、ニンジン、ジャガイモ、インゲン、鶏肉などが香辛料の入った汁と湯気の中、美味そうだ。フウ、フウ言いながら、ひと口、アツツー、フウ、フウ、ひと口、う、美味い!モロッコのタジンは、なぜこんなに美味いんだろう。

 

鶏肉、ジャガイモ、ニンジン、インゲン、オリーブの実がたっぷりのタジン鍋はヘルシーだ!完食したモロッコサラダの皿のそばにあるのが、タジン鍋の円錐形の蓋

 

 タジン鍋は野菜や肉をヘルシーに料理できると、日本でも使っている人が増えているようです。モロッコ風のタジンを作るのもよし、オリジナルな料理を作るのもよしだ。日本人は、料理の創造力と柔軟性が豊かだと思います。メイドインジャパンの小さめできれいな色のタジン鍋は、調理器具としても、インテリアとしても見栄えがいいようです。

 

 

 

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