映画「カサブランカ」を見た方も多いと思う。レジスタンスの闘士とその夫人(イングリッド・バーグマン)が、ナチスの迫害から逃れようとフランスからモロッコのカサブランカに来る。カサブランカはトランジットの土地に過ぎず、最終目的地は米国だ。
カサブランカで二人が頼りにしたのは、リックであった。リックはナイトクラブの経営者だが、表の世界にも裏の世界にも通じた「頼りになる男」(ハンフリー・ボガード)だ。イングリッド・バーグマンはリックを訪ねて会ってみると驚いた。な、なんと、リック(ハンフリー・ボガード)は、かつてパリで交際していた恋人だったのである。
ここから、ナチスドイツ、これに対峙するフランス・レジスタンス、男と女の物語が絡み合う映画「カサブランカ」が始まっていくのである。映画のなかで多くの時間が費やされるのが、リックの店のシーンだ。カフェと言うのか、ナイトクラブと言うのか、酒と音楽と賭博が提供されるのが、リックの店だ。
小僧がモロッコに滞在していた時、カサブランカに「リックのカフェ」と言う名のお店があった。経営者は米国人の女性で、美味いワインと料理、デザートが楽しめた。店の作りも、映画「カサブランカ」の場面を想起させる工夫がなされていた。小僧も何度もお邪魔したが、ここのアップルパイが実に美味かった。
リンゴの酸っぱみと甘さが生きたアップルパイ。バニラアイスと一緒に食べれば、う、美味い、至福の時でした!
映画「カサブランカ」を愛する人々が、モロッコ観光の思い出にRICK'S CAFEを訪問し、美味しい料理とワイン、そして、アップルパイに舌鼓を打っていました。
現在、カサブランカという都市は、モロッコのビジネスの中心地で、大きな港町だ。映画「カサブランカ」の雰囲気とは全く違う街になっている。だからこそ、RICK'S CAFEでワインやコーヒーを飲みながら過ごす時間は、私たちをひと時、映画の時間に浸してくれるのです。
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