ピアノ教室では、「埴生(はにゅう)の宿」にチャレンジ中。一週間、自宅で練習して、どうにか弾けるようになった。
子どものころから知っている曲だが、歌詞はと言えば「はにゅうのやどは わがやど」という、出足の所しか知らなかった。メロディーは覚えているが、歌詞はほとんど知らない曲だ。そもそも、埴生の宿とは何かも不明である。
あらためて、埴生の宿とは何か、調べてみた。
埴生の宿とは、土を塗って出来た粗末な家ということらしい。私の家は、粗末な家だが、この世で最も落ち着いて暮らせる所だ、と歌っているようだ。
作曲は英国人のビショップ。歌詞は、米国人のペインと言う人が付けた。英語の歌詞の中にも、「わが家ほどいい場所は他に無し」とあるから、日本語の歌詞もその趣旨を汲んだものになっている。
高齢者になった小僧は、「埴生の宿」の歌詞に共感できる。まことに、わが家ほど落ち着ける場所はこの世にない。
歌詞の意味を理解したうえで、「埴生の宿」を弾けば、さらにうまく弾けるようになったと思えるが、小僧の錯覚だろうか?