今日、12月22日金曜日は冬至だ。一年で最も昼が短い日。寒さも厳しい一日だった。
何がつらいと言って、冬、お日様が見えないことが最もつらい。その点、首都圏の冬は有難い。寒くても、晴れの日が多いから、気が滅入ることが少ない。
三年間、パリで暮らしたが、厳しい冬だった。寒さより、お日様を拝めないことがしんどかった。朝、通勤の時、真っ暗なのでヘッドライトを点けて出発し、夕方早くに日暮れとなる。
お日様が拝めないと、誰でも鬱屈した気分になる。これがしんどい。だから、冬休みにはスキーに行く。雲の上に位置するスキー場では、お日様の光を浴びることができる。
クリスマスは、まさに最も日が短くなった暗闇のどん底に輝くイベントである。街や家に飾り付けられたクリスマスの装飾は、冬至の暗闇に輝く光だ。ここを過ぎれば、春遠からずと教えてくれている。クリスマスは、闇と光の転換点だ。春まで、もうしばらくの我慢だ、と告げている。
隠居老人の我が家では、クリスマスの飾りつけより、柚子(ゆず)湯だ。今日は湯船にたくさん柚子を浮かべて、心と体を温めよう。
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