アフリカのセネガルと言う国で三年間過ごした。もちろん、毎朝、しっかり朝食を食べていた。朝食は、日本でもアフリカでも、人間のエンジンを始動させるのに欠かせないものだ。
彼の地で三年間、千回近く、朝食を食べたが、メニューは毎朝ほぼ同じだった。
・スーパーで買った紙パックや瓶詰めのオレンジジュース。フランスやスペインのものだった。
・パパイアかマンゴ。もちろん、地元産。
・バゲット。セネガル在住のフランス人も買いに来るパン屋で購入。
・フランス製のバターやジャム。
・フランス製のヨーグルト。
・熱いカフェオレ。
朝食は、毎朝、同じだったが、飽きなかった。フランス産のバターなどと書くと贅沢の様だが、セネガルに住む外国人は皆同じようなバターを使っていた。当時は、外国人が出入りするスーパーは一軒しかなく、ここでヨーロッパから輸入された食材を買っていた。
果物、野菜、魚などは地元の市場で買うが、牛乳、チーズ、ジャム、バターなどはフランス系のスーパーで買っていた。セネガルはフランスの植民地だった歴史があるので、今でもフランス人が多く住み、フランスの商品が容易に入手できた。
セネガルでの私の朝食は、その国の歴史を反映していたと思う。
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