猛暑が続いた夏の後半、スーパーで梨が売られていた。秋らしい気候になった今も、ブドウに押され気味とはいえ梨を見かける。
そんなおり、信州に住む友人から立派な梨が送られてきた。
梨は小僧の大好物だ。ありがたく、夕飯後のデザートに梨をいただいた。大きくて、立派な、甘い梨だった。
猛暑のころから姿を見かけ、秋らしい気候となった今も姿を見る梨は、夏の果物か?秋の果物か?
調べてみると、俳句の季語として、梨は秋に分類されているようだ。正岡子規は、次のような句を残している。
仏へと 梨十ばかり もらひけり (子規)
梨むくや 甘き雫の 刃を垂るる (子規)
子規は、他にもたくさん梨の俳句を残している。よほど梨が好きだったようだ。梨や柿があって、日本の秋は有難いなー!