7月27日木曜日(日本時間)、デトロイトは雨だった。このため、エンゼルス対タイガース第二戦は中止となり翌日の金曜日に、ダブルヘッダーで第二戦、第三戦を戦うことになった。
結果、デトロイトの雨が大谷翔平とエンゼルスに奇跡的な力を授けることになった。金曜日のダブルヘッダーは、皆さんご承知の通り、大谷翔平の大活躍の場となりました。
ダブルヘッダーの第一試合で、大谷は9回まで投げ完封勝利を挙げた。さらに、第二試合では、二発のホームランを打ちました。まさに、投打にわたる大活躍で、チームを勝利に導きました。
デトロイトの雨よ、ありがとう。大谷とエンゼルスに新たな力をいただきました。
「デトロイトは五大湖工業地帯にある自動車産業の町」と、子どものころ社会科で習った。六十年近く経って、短気高齢者となった小僧の脳内に残っているのだから、学校教育の影響力はすごいし、恐ろしい。
タイガースの本拠地デトロイトは、この六十年の間に大きな試練を受けてきたようだ。日本車の隆盛に伴う米国内の自動車産業の衰退が、デトロイトに大きな影響を与えた。失業や治安の悪化が、街の荒廃を深刻化したようだ。デトロイトの再興をめざす取り組みも行われているようだが、かつての自動車産業の中心都市だったデトロイトはどうなるのだろうか?
MLB(メジャーリーグベースボール)のテレビ中継をNHKBSで見ていると、米国の各都市の今の姿が見えてきて、興味深い。ゲームの前に紹介される街の風景、スタンドに座る観客の様子など、各球場で微妙に違うのだ。小僧が小学校、中学校の社会科の授業で世界のことを勉強したのは、五十年以上前のことだ。半世紀経つと、町や国や世界が変わることを実感する。
ダブルヘッダーを終えた大谷翔平とエンゼルスのメンバーは、次の対戦相手、ブルージェイズのホーム、カナダのトロントに向け移動した。五大湖の北側に位置するトロントで、大谷とエンゼルスがどのような奇跡を見せてくれるのか、楽しみだ。現在、BSNHKで録画中。
雨降って
地固まる
エンゼルス (小僧)
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