アフリカ小僧、隠居日録

定年後の日常を、隠居所で気ままに書いてるブログです

断食月、ラマダン

 今、イスラム教徒はラマダンの最中である。今年は、3月22日スタート、4月21日終了予定だ。この1か月間、イスラム教徒は断食する。ラマダンである。

 

 日本でもよく聞かれるようになったので、ラマダンのことを知っている人も多いと思う。小僧は6年半、イスラム教の国で過ごしたので、ラマダンは身近な宗教行事であった。

 

 断食するといっても一日中ではない。日の出から日の入りまでだ。しかしながら、この間は、食事はもとより水一滴飲まない。苦しいと思う。

 

 日が沈むと大変だ。家族、親戚、友人が集まって、盛大に食事会が始まる。小僧も何度も招かれたが、スープ、果物、ジュースなど、テーブルにはご馳走が並ぶ。もちろん、お酒は出ない。

 

 ラマダンの時期は、毎年少しずつ動く。ここ数年、暑い夏にラマダンが行われたので、日本のイスラム教徒は猛暑の中、大変だったと思う。

 

 そんな苦労をして、なぜ断食するのか?小僧はイスラム教徒の友人に尋ねたことがある。彼の答えはこうだった。

 

 「断食することで、貧しく食べ物がなく困っている人の気持ちを理解するのだ」

 

 確かに、ラマダンの間はモスクの周りや路上で貧しい人に金を渡す人が増えるように感じた。

 

 一か月間断食し、モスクで祈り、日暮れ以降は親しい人たちとテーブルを囲む。友人は、ラマダンは断食の苦しさはあるものの、全体としては楽しい時間だと言っていた。

 

 そして一か月のラマダンが終わると、ラマダン明けのお祝いを行う。マレイシアでは首相官邸まで「オープンハウス」といって、誰でも行って食事がとれるようだ。アフリカにいるマレイシア人もアフリカで「オープンハウス」をしてくれた。

 

アフリカ大陸でも、マレイシア人は「オープンハウス」をしていた。ラマダン明けに、小僧も行ってご馳走になった。マレイシア人はもとより、その友人たち、小僧のようなイスラム教徒でない人も歓迎された。

 

 日没直前は空腹でイライラした人が早く帰宅しようと乱暴な運転をすることもあるようだが、概してラマダンは貧しい人に注意を向けたり、今の暮らしに感謝したり、多くのことを教えてくれていると感じた。

 

 

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